この記事はShiftallのプロジェクトに関わるメンバーが日替わりでブログを更新していくアドベントカレンダー企画の13日目です。その他の記事はこちらのリンクからご覧下さい。
アドベントカレンダー2019
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こんにちは、経理・総務担当 Aです。
私は町の歯医者さんに進められて、3年程前から大学病院の歯医者に月1で通っています。
5年程前から歯周病が急速に進行していて、とうとう上の奥から2本とも抜くことになりました。それも左右のため計4本。奥歯を抜いたら当然噛み砕けないので、部分入れ歯の作成を進められました。
毎晩就寝前に取り外して水に浸しておき、また朝取り付ける。当たり前けど、洗面台にそれは置いておきます…。正直その手間と絵面が受け入れられません!
あと、20年もしたら諦めもつきますが、まだ…今の段階でそれはかなりきついです。
インプラントを選択
と、いう事でインプラントを選択しました。
インプラントの先生曰く、奥から2本抜いてあるけど、一番奥はなくても支障はありません。欧米では奥歯は失っても補填しない人が多く、奥歯の手前の歯についてのみ入れ歯やインプラントにするとのこと。
ただ、「歯根の周りの歯根膜には、噛むことで脳につながるセンサーがあり、その情報がなくなってしまう事は認知症になりやすくなる」と、いう説もあるようで…。左側にインプラント入れた後、使い勝手等様子をみて、問題ないようだったら右側も、という事になりました。
概算費用
- インプラントの土台 22万
- かぶせもの23万
- サイナリフト手術 20万(奥歯の骨が非常に少ない場合に行う骨再生手術)
- 検査費用 3万
- 入院費 1万
合計69万+消費税
治療期間は骨再生状態を確認しながらやっていくので、10ヶ月程くかかるとのこと。
本当に?!1本40万前後かかるのは覚悟してたけど、1本75万(税込)!!2本入れたら150万ですよ?!私の観劇予算3年分くらいになるんですけど…(観劇予算削ったら、精神的に死んで働けなくなるので削りません)
覚悟を決める
インプラントを埋めるための土台の骨が少ないため、骨再生手術必要だったのが痛い!
インプラントを選択した時点で、健康保険適用外は覚悟していましたが、サイナリフト代が何とも痛い…。入ってる各種保険でカバーできないのかな…と、いろいろ調べてみたところ「骨再生手術カバーしてもらえたので、諦めず加入している保険会社に相談すべし!」という経験談を発見。少し希望の光が差しました!
インプラントにする事は決めた事なので、あとは手術をしてから保険会社に後日連絡してみることにしました。
請求窓口との闘い
無事手術もおわり、とんでもない請求額をクレカで処理し、いざ保険会社に電話。保留音を聴く事10分、コールセンターに繋がりました。
私:状況を説明。サイナリフト手術と入院費を加入している保険でカバーできますか?
相談窓口:サイナリフト手術代については、ご加入の保険の内容を確認してからのお返事になりますが、入院費用につきましては保険適用かと思われますので、1日分の入院保険金がお支払いできるかと思われます。このまま保険請求窓口にお繋ぎ致しますので少々お待ちください。
ふぅ…最悪サイナリフト手術はカバーなし、入院保険金のみか‥保険料年間14万払っているのに、厳しいなぁ…と、ガックリし1分前後待機。保険請求担当窓口に繋がりました。先程同様に事情を話し、どこまで保険でカバーできるか尋ねました
保険請求窓口:証券番号と加入保険内容を確認しましたが、インプラントとサイナリフト手術共に残念ながらお客様の保険では、お支払い対象外になります。
私:そうですか…でも、入院費くらいは入院保険金でカバーできますよね?
保険請求窓口:いえ、そちらも対象外でございます。
私:え?入院費も対象外ですか?今回の入院原因は歯周病によるものなので、インプラント自体は保険対象外でも、病気による入院対象にはなりませんか?
保険請求窓口:いえ、サイナリフト手術のための入院なので、対象外になります。私:(!!!)‥‥(ガッカリすぎて思わず絶句)
保険請求窓口:お客様?お客様??
私:すみません、ちょっと、驚いて絶句してました。さすがに電話窓口で2,3分話しただけで、すぐに「はい、そうですか」と、納得できかねます。サイナリフト手術自体が保険適用外であるという内容も、約款を読んだだけではわかりませんでした。今回の手術が加入している保険内容ではカバー出来ないという事を、正式に文書で回答いただけますでしょうか?治療費明細や、診断書等必要資料揃えますので。
保険請求窓口:承知しました。後日またご連絡させて頂きます。
あぁ‥結局保険なんて入っていても、実際必要になった時にはあれこれ理由つけられて、使えないのね…。保険大好き日本人なので、終身保険、養老保険、がん保険等いろいろ入ってるけど、無駄金なんやー!その費用、推しの観劇に費やした方が断然健康的だわ!!と、全保険を解約してやろうくらいな気持ちに。
電話窓口で2,3分話したくらいで諦められるわけもなく、せめてサイナリフトがなぜ保険適用外なのか、理由だけでも正式回答もらってから潔く諦める事にしました。
絶望から希望へ
2日後、保険会社から留守電が入っていました。
保険請求窓口:大変申し訳ございませんでした。こちらで詳しく調べたところ、
入院保険金の他、手術費用についても一部お支払いの対象になるかも
しれない事がわかりました。つきましては、お送り頂きたい資料リストと
送付致しましたので、お近くの〇〇窓口までお手数ですがご持参下さい。
私:(!!!)‥‥(今度は暗闇に光がさした嬉しさで絶句)
【提出必要書類】
- 保険証券(保険証書)
- 身分証明書(写真付き)
- 指定の入院・手術証明書
- 預貯金通帳またはキャッシュカード
- 入院・手術証明書(診断書)※
※入院・手術証明書(診断書)は作成料1回あたり5,000円かかります。この5,000円は保険金が下りない場合保険会社負担ですが、保険金がおりた場合は自己負担とのことでした。
必要書類を早々に揃え、家から一番近くの窓口に持参。書類提出後、電話で審査結果に関するご連絡が来る事はなく「保険金等のお支払いのお知らせ」という書類が送られてきました。
結果
「お支払いすることができません」
ゴフッ…(吐血)
実際に吐血したわけではありませんが、上記の一言でトドメを刺された、そんな感じです。
わかった…で、何がどうダメで保険金がおりないの?と、引き続き紙をめくり…
315,000円払うよという事が書いてありました。
ん?どういう事?えぇ?!と、添付してある他書類を読んだところ、対象外の治療はあるけれど、一部はお支払いしますとのこと。
「おぉぉぉー!すごい!嬉しい!ありがとう!」
あきらめたらそこで試合終了ですよ
って、めちゃめちゃ喜んだものの、待って、これもしも問合せたのがお年寄りだったら、「保険金支払い対象外です」って言われた時点で諦めるのでは?
保険請求窓口の担当者がたまたま経験が浅く知らなかっただけで、故意に「対象外です」と言ったわけではないと思いますが、その一言で315,000円諦めるのは重すぎます。
保険請求手続きなんてもちろんしないに越したことはないけど、もしもの時には、保険請求窓口の担当者に「保険金支払い対象外です」といわれても、書類を揃える手間は少々かかりますが、正式に調査されることをお勧めします。
医療費控除の確定申告
保険金で治療費の一部をカバーしてもらっても、1年間に支払った自己負担の医療費が10万円(収入によって微妙にかわります)を超える場合、医療費控除の確定申告をすると還付金を受け取ることができます。こちらも少し手間はかかりますが、国税庁 確定申告書等作成コーナーで資料作成できますので、是非お試しください。
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