Shiftall電気エンジニアのなるみです。
ふとした思い付きと遊び心から、ゴキゲンなプロダクトを作りました。
その名も”wechime(ウィーチャイム)”
まずは外観をご紹介します。
これだけで、いったい何をするのか想像されたかと思います。
では、実際に動いた映像をご覧ください。
想像通りの動きをしていたでしょうか?
想像とちょっと違う動きをしてニヤリとしたなら、とてもうれしいです。
このwechimeは、仲良しのJavasparrowさんのwesignという素敵な製品からヒントを得て製作しました。
一言でいうとパクりオマージュです。
私たちは、合図する
we, sign
https://wesign.javasparrow.tokyo/
なんでこんなものを作ったかといえば
弊社オフィスの入り口には、チャイムが設置されていました。
ドアの外で鳴らされたチャイムの音は、オフィスが静かなときはよく聞こえますが、音が出る作業をしているときに聞こえにくいことがありました。
インターフォンを付ければいいのでは?と思われたかもしれませんが、それでは普通で面白くありません。
ドアの外のチャイムが鳴ったときに、オフィス内にあるチャイムが連動して鳴ったらとても面白いだろうな、サーボモータで動かした手がチャイムを鳴らしたら最高だな!、という気持ちでwechimeは製作されました。
wechimeのブロック図
※ここでは、入り口に置くチャイムを子機、サーボモータが付くチャイムを親機と呼びます。
wechimeの素材
親機用
- TWE-Lite 1個
- サーボモータ 1個
- Arduino 1個
- 5VのACアダプタ(Arduino用) 1個
- 手、腕 1セット
- 卓上チャイム 1個
子機
- TWE-Lite 1個
- 圧電ブザー 1個
- 電池ボックス 1個
- ATTiny85 1個
- スイッチングダイオード 2個
- 抵抗 1個
- 卓上チャイム 1個
TWE-Liteはモノワイヤレス株式会社製の、2.4GHz帯を使用した無線通信ができるモジュールです。
ZigBeeのようなもの、というと分かりやすいでしょうか。
今回は、TWE-Liteのリモコン通信アプリ(App_IO)を使用しています。
子機の入力1に信号が入ると、親機の出力1に信号が出てくるようなアプリケーションです。
本当は子機にATTiny85を入れる予定はなかったのですが、TWE-Liteで圧電ブザーの電圧をうまくつかめないことがあったので、面倒くさくなって手元にあったATTiny85を入れることになりました。
wechimeの動作フロー
子機についた圧電ブザーに振動が加わると電圧が発生します。
その電圧をATTiny85で受け取り、TWE-Liteに信号を出します。
それを受けて、子機のTWE-Liteが親機のTWE-Liteに「ベルが鳴ったぞ」と送信します。
親機が「ベルが鳴ったぞ」信号を受け取ったら、サーボモータを回してチャイムを鳴らします。
おわり
こんな簡単に出来上がったwechimeですが、お披露目後、こういう使い方もできるのでは?というオモシロアイディアが社内から多数寄せられました。
私は「電子糸電話」と呼んでいるこのトランシーバのようなシステムで、今度は何を繋げようかなぁとニコニコしながら考えています。
出来上がったらまたこのブログでご紹介しますね。
追伸:このブログが公開される頃、すでにwechimeは引き払われ、wechime2が稼働しております。