この記事はShiftallのプロジェクトに関わるメンバーが日替わりでブログを更新していくアドベントカレンダー企画の19日目です。その他の記事はこちらのリンクからご覧下さい。
アドベントカレンダー2019
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こんにちは。
Y2です。
グローバル化が進む中、英語力は必須ではないものの、あるに越したことがないスキルになっていますよね?
「英語を勉強するのも良いかもな」と思っている人は、それなりにいるのではないかと思います。
しかしそんな中、やる気はありつつも
「財布は全て配偶者が握っている」
「現在節約生活中。無駄な金は一切使っていられない」
など、英語学習に一銭たりともお金を使うことができないという状況の方もいるのではないでしょうか?
ということで、今回はそんな方々の為に【英語学習に使える無料のアプリやサイト】を、ジャンル別に紹介してみたいと思います。
私自身、全くペラペラには程遠いですし、将来的にもなれる気はしていないですが、TOEIC480→900になる過程で一生懸命時間をかけ勉強してきた経験はあります。
その過程で知ったり使ったりしたサービスで、良さそうなものを今回は紹介していこうかなと思います。
全ジャンル網羅型の無料英語学習サイト
Duolingo
めちゃくちゃ有名で、英語以外にもたくさんの言語が学べる言語教育プラットフォームです。
Wikipedia情報によると世界中で約1億2000万人が登録したというモンスターアプリ。
英語以外の言語も学べます。
英文法関連の無料学習サイト・アプリ・サービス
英語喫茶
書籍化もされた、オンラインで学べる英文法学習サイトです。
問題を解くというより、解説を読んで理解を深めるというイメージです。
84回のレッスンで英文法をマスターできます。
英文法大全
英語喫茶とは違い、英文法項目を網羅した辞典というイメージです。
翻訳教育と翻訳サービス事業を行う「株式会社メディア総合研究所」という会社が運営しています。
Grammarly
上の2つはいわゆる読み物系でしたが、このGrammarlyは自分の書いた英語の英文法をチェックしてくれる「ツール系」です。
ChromeやFirefoxのブラウザのエクステンション(拡張)として提供されています。
英文をうつと、赤色アンダーラインがでて、誤りのある英文法を指摘、校正してくれます。
便利ですし、使ってると文法ミスに気付けるので勉強になります。
英単語関連の無料学習サイト・アプリ・サービス
Anki
物事を覚える方法論として有名で効果があるものの1つに「分散学習」というものがあります。
平たくいうと、一気にガッと覚えるのではなく、一定の時間間隔をあけて、分散して覚えた方が効果が高く、長く記憶できるというものです。
単語暗記の際には、この分散学習を取り入れて行うと効率よく覚えることができるのですが、自力でやると大変なのが「その復習間隔をどのようにコントロールするか」という点です。
Ankiというサービスは、言うならばこの「分散学習をサポートしてくれるフラッシュカード」です。
「覚えにくい単語は頻繁に復習」
「簡単に覚えられた単語は時間間隔を広げて復習」
といったように、出題タイミングが適切になるようにAnkiが自動的に管理してくれます。
こう聞くと良いところしかないように思いますが、一応問題点もあります。
それは、自分が覚えたい単語フラッシュカードの作成(デッキ作成)は、自分でしないといけないのが手間で面倒という所です。
(Shareされてるデッキもありますが)
ただ、デッキは作る手間はあれども、一回作っちゃえばあとはシステムに沿ってポチポチするだけで効率的に勝手に覚えることができますので、まあ使い方ですね。
なお、フラッシュカードアプリなので単語暗記以外に活用も可能。
自分の場合は、PER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)、EBITDAといった株式投資関連用語の横文字がなかなか覚えられなかったので、Ankiを利用して覚えました。
Android/iOSアプリ、デスクトップアプリがあり、それぞれを同期して利用可能。
どこでも空き時間にパッと勉強できます。
iOS版だけ3,060円(2019年12月18日時点)ですが、デスクトップ版とAndroid版は無料です。
Ankiの使い方
使い方は上記のサイトを見ながらやるのが良いかなと思います。
公式サイト
- AnkiMobile Flashcards(iOS)
- AnkiDroid Flashcards(Android)
- AnkiWeb(Web)
mikan
さくっとシンプルに空き時間に単語暗記できるアプリ。
ankiのように自分でデッキを用意する必要がなく、自分にあってそうなコースや難易度を選び、覚えていけばOK。
- 英単語アプリ mikan(iOS)
- 英単語アプリ mikan(Android)
スタディサプリ英単語
リクルートが出している有料ですがめちゃ最近伸びてて有名なアプリにスタディサプリENGLISHというものがあります。
このスタディサプリ英単語もリクルートが出しているのですが、この単語だけのバージョンは無料で使えます。
ゲーム感覚で勉強できて楽しいです。
「TOEIC」「大学受験」「高校受験」のコースがあります。
リーディング関連の無料学習サイト
リーディングはネットで興味のある英語圏のものを読んでおけば良いとは思いますが、一応メジャー手段を紹介しておこうと思います。
英字新聞
- The Japan Times
- NHK World
- Nikkei Asian Review
- The Mainichi
- The Asahi Shimbun
- VOAニュース(learning english)
- CNNニュース
- BBCニュース
たくさんあるので、興味のあるものをどうぞ。
キーエンスFA英会話講座
キーエンスが講座をアップしてくれていて、製造業の人はシチュエーションがイメージしやすく興味をもって勉強できるかなと思います。
Shiftallの業務でも海外工場を利用したりするので、状況がイメージしやすいです。
中国語もあるので、トリリンガルも目指せますね。
ランゲージエクスチェンジ関連の無料学習サイト・アプリ・サービス
tandem
いわゆる、言語交換、ランゲージエクスチェンジができるアプリです。
母国語が異なるユーザー同士、交流できます。
自分は英語のあとは中国語を勉強してたりするので、日本語を学ぶ中国人ユーザーとやりとりしたりした事があります。
無料のオンライン英語辞書・辞典
電子辞書を買えなくても、なんとかなります。
英辞郎 on the WEB
語学で有名なアルクが提供しているオンライン辞書です。
個人的には使いやすいと思っており、よく利用します。
Weblio
こっちも有名ですね。
Longman
オンライン英英辞書です。
日本語訳にするとよくわからんなとなったときに、利用します。
英語を英語で説明しているので、使いこなすには一定の英語力が必要ですが、使えるようになると便利です。
Urban Dictionary
俗語ばっかりのってるなんでもありのハチャメチャ辞典です。
嘘も入ってるかもしれません。
しかしそのかわり、最新のスラング表現などがのっている可能性が高く、状況によっては使えます。
「激おこぷんぷん丸」「あざまる水産」「よいちょ丸」みたいな表現は、普通の辞書にはのってなさそうですよね?
英語も同じです。
Longmanのようなちゃんとした辞書にはちゃんとした言葉は乗ってますが、最近流行のスラング的表現はのってません。
よくわからん俗語があれば、urban dictionaryで調べてみるのもありでしょう。
(後述する英語圏Google検索の方が良い可能性もあります)。
英語圏Google検索
その他、辞書にのってなくても英語圏のGoogleで英語で検索すれば、大概見つかります。
ネイティブにわからない表現を聞ける無料サービス
DMM英会話なんてuknow?
ネイティブスピーカーに「こういう時ってどう言うの?」と聞きたくなること、たまにあると思います。
でも、ネイティブスピーカーの友達いる人の方が限られてますよね?
そこで「DMM英会話なんてuknow?」です。
このサイト上で質問すれば、登録されてるネイティブスピーカーや専門家があなたの質問に答えてくれます。
DMM無料体験会員なら使用可能ですので、とりあえずDMM英会話に無料登録しておけば使えます。
無料のリスニング学習サイト・アプリ・サービス
YouTube
YouTubeは全世界に向けた動画サービス。
英語の動画ももちろんたくさんあり、生きた表現が無料で学べるナイスサービスです。
英語であれば、自動字幕機能も近年は精度高く出ます。
字幕表示しながら見れば、一定以上のレベルがあれば動画の内容も理解可能になるのではないでしょうか?
企業アカウント、YouTuberと、無数の動画があるためジャンルは選び放題。
生きた英語を学ぶ上ではこの上ないツールですね。
英語圏の人と共通の話題をもてる動画を見てみたいと言う人は「Dudeperfect」とかどうでしょうか。
いわゆる「やってみた系」の動画が多い為、内容の理解もしやすいです。
↑バランスボールの上をサーフィンする世界記録に挑戦してみた的な動画。
チャンネル登録者数もすごいことになってるため相当儲かってると思われ、動画クウォリティーはもはやテレビレベルですね。
Shiftallブログを読むような「ものづくり」に興味がある人であれば、元NASAのエンジニアである「Mark Rober」氏のYouTubeチャンネルは興味深く見れると思います。
例えば、上記はゴルフクラブを改造。ロケットつけてかっとばしてみよう!というような動画ですが、3Dプリントした部品が出てきたりもしますし、おもしろいです。
あと、英語に関してはYoutubeの自動字幕も割と精度が高いので、耳だけの聞き取りが厳しい方は自動字幕表示もONにしておくと良いと思います。
Voicetube
YouTube良さそうだなー、とは言っても、日本語訳やちゃんとした英語字幕なしだとちょっときついな、という人におすすめなのが、台湾発のYouTubeを活用した英語学習サービスであるVoiceTubeです。
日本語字幕あり、英語字幕ありで、YouTubeだとハードルが高いなと感じる人でも生きた英語を学ぶ事ができます。
塊ごとのリピート機能もあり、同じ場所を何回もリピート再生できるのも、リスニング学習時には役立ちますね。
Lyrics training
洋楽が好き、洋楽を覚えたい、というような人にはマッチしそうなサービスがこの「Lyrics training」です。
洋楽をディクテーション学習できます。
VoA(Voice of America)
アメリカの国営放送であるVoice of America(通称VoA)のコンテンツもリスニング学習には使えます。
とくに、英語を母語としない人向けに作成されたLearning Englishというコーナーは「平穏な語彙と文法」「ゆっくりスピード発声」なので、ニュース英語をリスニングしたい英語学習者には適してます。
TED Talks
TED talksでは、TEDカンファレンスに登壇した有名人、著名人がプレゼンしてる動画を見れます。
プレゼン方法の参考にもなるでしょうし、それ以上に内容が興味深いので楽しいです。
ただ、その分、難易度は比較的高いです。
英語リスニング無料学習館 / ディクトレ
上記で紹介したリスニング学習ツールはどれもとても素晴らしいですが、細切れ時間にサクッとやるにはちょっと分量が多すぎて向いてなかったりします。
そこを解決したのがこの「英語リスニング無料学習館」というウェブサービスです。
短文1文のディクテーション(タイピング打ち込み枠あり)なので、空き時間にさくっと勉強することができます。
ログインも不要なので、メールアドレスを勝手に作れない人や、自分のスマホ持ってない人でも、ブラウザとネット環境さえあればいつでもどこでも学べます。
また、リピート再生という機能も備わっており、何回も再生ボタンをおさずとも、心ゆくまで英語を聴き込む事ができます。
実は、このサービス。私が運営しております。
もちろん自分自身で全部はできないので、外部の英会話スクールと協力してネイティブチェック入れたりしています。
自分自身があったら嬉しいなというサービスを作ったので、ニッチながらささる人にはささると思いますので、よかったらぜひ使ってみてください。
PCを普段使わない人の為に、友人とスマホアプリ化もしました(シンプルなアプリですが)。
こちらは「ディクトレ」という名前ですので、アプリで勉強したい方はこちらをご利用ください。
- 英語リスニング無料学習館(ウェブ版)
- ディクトレ(iOS、Android)
さいごに
今回は自分の知ってる英語学習に使える無料のサービスの中からいくつかピックアップして紹介してみました。
最後に自分のサービスもがっつりいれてみましたが、無料サービスの中では割と評価されていたりもしますし、良しとしたいと思います。
少しでもこの記事がお役に立てば嬉しいなと思います。
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